日本独自にある伝統文化や日本の歴史を深く勉強することができるところも、大相撲の魅力になります。
相撲の歴史は非常に古く、日本書紀や古事記など日本の歴史書にも記述されています。戦国時代の有名な武将と言えば織田信長ですが、信長を始めとする当時の武将たちからも愛されていたことが伝えられています。江戸時代には寺社を建立修繕するための資金集めとして相撲を利用しており、この時期から現在の大相撲の歴史がスタートしたと言われています。相撲絵という現在でいうアイドルのブロマイドが、当時非常に人気で商売としても成り立つほどでした。
日本の歴史に相撲ありと言われるほど、相撲は進化してきました。日本を訪れる諸外国の観光客も、日本に来たからには相撲を見なければ損をするといった意識があります。土俵、化粧廻しなどどれをとってもすべてに古いルーツがあり、相撲を知るほど日本の文化も学べるはずです。国技館内には相撲ファン必見の大相撲博物館も設置されていますので、国内外の方問わず相撲から日本を知るきっかけにもなるでしょう。実際、観戦の合間に相撲博物館をのぞいている方も多く見かけられます。競技として迫力十分で見ごたえがあることは勿論、文化や歴史といった側面から相撲を見てみるとさらに楽しさが倍増します。